海外で働く海外就職といっても、仕事を探す国によって状況は様々です。
先進国の日本で育った日本人には、
「海外で働くことに興味はあるけれど、出来ればやっぱり先進国で仕事を見つけたい」
と思われる方も多いと思います。
それではなぜ海外就職のなかで東南アジア就職が今オススメなのか。
理由は大きく5つあります。
- 世界で通じるマネジメント力を若い頃から鍛えられる
- ビザの更新が容易
- 高い英語力が無くても面接突破がしやすい
- 最初の就職先に失敗しても、同じ国のなかで転職が容易
- 生活クオリティが先進国よりも高くなる場合が多い
1.世界で通じるマネジメント力を若い頃から鍛えられる
東南アジア就職はまだまだ競争相手が少ない
海外で就職をするということは、その現地で働く人達とビジネス上での競争に参加することを意味します。
企業にとっては、一緒に働く社員をその人材のパフォーマンスに応じて、お金を払って雇っています。
日本人Aさんと現地人Bさんが社員にいた場合に、Bさんのほうが会社への貢献度が高ければ給料が上がるというのは当たり前のことですよね。
そしてアメリカやカナダなどの先進国では、日本と同様に非常に優秀なビジネスマンが多くいます。
つまり先進国で転職活動をするということは、そういった大量にいる優秀な人達との競争に勝ち残っていかなければならないことになり、その分実務の経験年数も長いほうが有利になるので、若いうちからマネジメントのポジションになることは難しいことになります。
一方で、東南アジアの後進国では、まだまだ優秀なビジネスマンが少なく、例え未経験であったとしても、日本の高いレベルの教育を受けてきた日本人は高い競争優位性を持っているのが現状です。
ですので昨今の求人において、現地の日系企業があなたに求めていること、それは
「現地スタッフのパフォーマンスを管理して、日本クオリティの仕事を達成すること」
になります。
もちろん未経験での応募の方であればいきなりマネジメントをしろなんていう無茶な企業もほとんど無いと思いますが、いずれにしてもゆくゆくはマネジメント業務も期待されての採用であることがほとんどのはずです。
海外でマネジメントをすることで得られること
早いスピードで成長できる
「ポジションが人を育てる」という言葉もあるように、
人を束ねていかなければならないポジションにつくことで、
色々悩み、考え、行動を起こし、
結果として振り返った時に、非常に早いスピードで成長できていたことに気づくでしょう。
グローバルなキャリア競争力
海外で、文化や習慣や考え方などの違う現地の人達をマネジメントして、
上手くチームを作り、日本クオリティの仕事を達成した、
そのキャリアは日本では得られない、今後ますます需要の高まるスキルです。
ビザの更新が容易
アメリカやカナダ、オーストラリアを始めとする先進国(日本も含めて)では、外国人が国内で働くことに対する門戸があまり広くありません。
つまり労働ビザの取得条件のハードルが高いです。
私の友人は、アメリカの大学を出て、インターンを頑張り苦労の末に労働ビザを取得したが、
ビザ更新が出来なくて、やむなく日本に帰国をしました。
こういった、せっかく働き始めたのに、1〜2年後には帰国というケースはとても多いようです。
一方で東南アジアは、優秀な海外の人材が働いてくれると自国民のビジネススキルも高まるので、労働ビザの取得・更新が比較的容易です。
高い英語力が無くても面接突破しやすい
シンガポールではネイティブレベルの英語を話す人も多いですが、
東南アジアでは働く現地の人達も、英語が第2外国語ですので、
そこまで高いレベルで英語を話す人は多くありません。
結果として、東南アジア就職での英語力もそこまで高いレベルを求められないことがほとんどです。
(翻訳・通訳などを除く)
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最初の就職先に失敗しても、同じ国のなかで転職が容易
就職・転職でやっぱり入社してみたものの自分に合わない、ということも多々ありますよね。
東南アジアでは現在、日本人の人材不足の企業が多いので、同じ国内や他の東南アジアの国での転職が比較的容易な状況です。
生活クオリティが先進国よりも高くなる場合が多い
何をもって生活クオリティとするかは人それぞれではあるものの、
特に家賃・交通費が先進国と比較して大幅に安いです。
仮に1LDKくらいの間取りを借りた場合、
- 東京:15万円くらい〜
- アメリカ・シリコンバレー:25万円くらい〜
- カナダ・バンクーバー:25万円くらい〜
- タイ・バンコク:7万円くらい〜
このくらいの差があります。
さらに、東南アジアでの1LDKくらいのマンションだったら大体プール・ジム付きです。
家賃や生活に必要な物価が安いので、
東南アジアで働いている方が毎月の可処分所得が圧倒的に多い
となる場合が多いです。
やっぱり余分に使えるお金が多いと生活クオリティは高くなりますよね。
上記のような5つの大きな理由で、
海外で働きたいなら、東南アジア就職が今のオススメなわけです。