今回は、フィリピン・マニラのNPO団体でプロジェクトオフィサーとして働く20代女性の体験談を紹介します。

タイで転職活動をしたが、結果としてフィリピンで働くことに

私の海外で働いた経歴は、今までにフィリピン・マニラで3社で働いたことがあります。

20代半ばから、海外で働きたいという思いが強くなり、常に海外の就職を探していました。
ある日タイ求人を扱う転職サイトで見つけたタイの印刷会社に応募しました。

タイのバンコクまで面接に呼ばれ、採用が決まったのですが、タイで一定期間研修をした後、本採用と段階になってフィリピンに行ってほしいという依頼を受けました。

既にタイで働く気持ちになっていたのでかなり迷いましたが、タイ語は話せないけど英語が得意なのと、フィリピンにも興味がないことはなかったので入社を決めました。

その後、2年ほどその印刷会社の営業としてマニラで働きましたが、会社とトラブルがあり自己都合退職をしました。

そのままフィリピンで現地採用の転職活動をして、日系コールセンターで働き始めましたが、仕事が面白くなく1年で辞めてしまいました。

その後、またマニラで転職活動をし、現在は外資系メーカーのITサポートの日本語コールセンターに勤務しています。

現地ローカルの転職サイトやエージェントを使って転職活動をした

最初はタイでの求人を探していたので、バンコク週報というサイトから応募しました。タイ好きだったので定期的に見ていたところでなんとなく応募してみただけでした。

海外1社目の日系の印刷工場を辞めた後、job streetというサイトを見て、フィリピンのマニラで転職活動をしました。

フィリピンでの転職活動は、英語の面接などが初めてだったので、かなり戸惑いもありましたが、あっさり数社から内定をもらう事が出来ました。

その結果、一番雰囲気のよかった新規立ち上げのコールセンターに就職することにしました。その会社は豪系のBPO拠点でした。
マニラのオルティガスという外資系コールセンターが多くあるビジネス街で働きました。

一年後にそのコールセンターを退職し、再度転職活動を始めました。

今度はウェブサイトではなく、フィリピン現地の人材派遣エージェント(DENCOM、SAGAASなど)に登録し、紹介を受ける形にしました。

この時は前職で一緒だった人も同じ時期に就職活動をしていたので、頻繁に情報交換をし、時には同じ面接会場で鉢合わせすることもありました。

海外における日本人コミュニティは小さいので、知り合いの知り合いが知り合いの様な現象がしばしばおこるのはマニラだけではないと思います。
一度悪い風評が立ってしまうと名前を聞いただけで面接で落とされる様な事もあります。

その時期に、コールセンター数社の面接を受け、一番条件が良かった米系の大手BPO起業に就職しました。

こちらでは、現在も続けている外資系メーカーのITサポートを行い、現在に至ります。

フィリピン・マニラで環境プロジェクトオフィサーとしての仕事

収入

1社目の印刷会社は60万ペソ程度でしたが、こちらは手取りです。
印刷会社の当時は正規の労働ビザの発給を受けていなかったので、税金がかかりませんでした。

転職をした外資系コールセンターでの現在の年収は120万ペソくらいです。
現在の円換算では、300万円弱といったところです。

 

仕事内容

1社目の印刷会社では、印刷業務の営業及び、工場の管理運営をしていました。

一つ前のコールセンターでは、大手web旅行代理店のカスタマーサポートでした。

現在は、大手外資系メーカーのITサポートコールセンターで働いています。
社内のIT機器のサポート、システムのサポート等を行っています。

大変だったこと

印刷会社のころは、まず、労働ビザを発給してもらえなかったので、営業にもかなり不利に働きました。

また、カルチャーの違いで資材がまともに入荷されなかったり、発注と違うものが来たり、納期に遅れることも多々発生して非常にストレスに感じました。

コールセンター業務では、電話を取るという事に関しては、基本的には日本語しか使わないのと、高学歴のフィリピン人が多いため一緒に働くストレスは比較的軽減されました。

ただ、やはり日本とは違うため、人事関係や福利厚生など様々な待遇面でストレスを感じることがありました。

現在の外資系コールセンターは、2社で不満に感じていたことはあまりなく、ストレスなく仕事が出来ています。
同じフィリピン就職といっても、やはり結局はどんな会社で働くかで大きく変わります。

フィリピン内での転職活動はさほど難しくはありませんし海外では転職は当たり前のようにドンドンされているので、自分に合った職場を探すのが大切だと思います。

楽しかったこと

職場の日本人が個性派ぞろいであり、様々な経歴を持っている人がいるため、非常に面白いです。

また、フィリピン人は基本的に明るいので、職場が常に賑やかで楽しい雰囲気ではあると思います。

フィリピンで働くのに必要な英語力

私は基本的に英語の日常会話に関しては不自由しない程度には話せますので、職探しにも有利に働くことが多かったです。

日系企業の場合は、私もそうでしたが、現地採用の場合、語学力を期待される場面が多いように感じますので、最低限は必須だと思います。

ただ日本人向けのコールセンターに関していえば、英語力はさほど重視されないように感じます。
仕事上で使わなければならない英語は非常にシンプルですし、その程度の言葉であれば、フィリピンの日常生活でもわかっていないと厳しいレベルかと思います。

また、フィリピンも英語が母国語ではないので、細かい文法や微細な発音の違いにはそれほど目くじら立てられる事はありませんし、理解しようと頑張ってくれる部分は多々あると思います。

ただ、それなりに英語を話せれば、フィリピン人が上司だったりする場合、上司の信用を得やすいですし、契約や福利厚生の書類もすべて英語なので、そういう部分で不安感はなくなると思います。

マニラでの生活について

最初に住んでいた部屋は、印刷会社のスタッフハウスで無料でした。マニラの少し郊外の地域です。

退職してそこから出た後も、5,000ペソ程度(月15,000円弱)の家賃でローカルのアパートに居住していました。

マニラ都心部に出てきてからは、一年契約ごとに15,000ペソ程度(月35,000円弱)のコンドミニアムを転々と引っ越ししています。

マニラは渋滞がいつも起こっているので、できるだけ職場の徒歩圏内に暮らすようにしています

食事は自炊と外食が半々くらいの割合です。外食は主に、日本食レストラン、韓国料理、イタリアンなどになっています。

自炊は非常に簡単なものですが、日本食を日本食材店で買ってきて行っています。

収入的にはフィリピン人の数倍はありますが、日本食材を買ったり、割高の日本食レストランなどに頻繁に行けばそれほど残るものではありません。

娯楽が日本に比べれば少ない様に思いますので、食は数少ない楽しみの一つです。
ただ、本格的なイタリアンや、エスニックなどを安価で楽しめるという部分はマニラで暮らしてよかったと思う事の一つです。

フィリピンでの英語を使った仕事経験を活かしてヨーロッパで就職をしたい

正直に言うと、海外(フィリピン)で現地採用で働くのは非常にリスクが高いと思います。
現地採用であれば、日本の福利厚生(厚生年金など)もありませんし、将来の不安はついて回ります。

しかしながら、それ以上に日本とそれほど変わらない給料で、安いコストで贅沢な生活できるのもまた事実です。

また、日本特有のお付き合い、飲み会、などで煩わされることはほとんどなく、身軽に自分の時間を楽しめます。

フィリピン人は職場内外でほとんど他人に干渉しませんし、自分の周りの人たちは、マジメに働いている人ばかりだと思います。

彼らは職を割り切って考えているので、残業しないと白い目で見られるなどのブラック的な部分はほとんどないです。

コールセンターの場合、規模が大きい会社が多いので、労使関係も厳しく監視されており、それなりにしっかりとした待遇で働くことができます。

ただ、ビザの発給、福利厚生の執行などでは、ちょくちょく遅れが生じていて、そこはやはりフィリピン人的だと感じます。