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海外就職市場のなかでも、ココ数年で求人が急増している東南アジア諸国での海外就職と比較して、もっと以前から求人数が多くて日本人が転職・移住している国の1つが香港です。

ここでは香港での就職事情・生活環境・仕事環境をまとめてみました。

基本情報

中華人民共和国 香港特別行政区
面積 約1103km2  (東京都の約半分)
気候
熱帯性気候に属し、四季がある。
夏は最高気温30度前後、冬は最低気温10度程度。沖縄の石垣島に近いイメージ
日本との時差 -1時間
通貨 香港ドル(2015年 1香港ドル約15円)
人口 約707万人(2011)
GDP 2,890億ドル(2012)
1人あたりのGDP 約39,871ドル
言語 中国語(北京語:繁体字)・広東語・英語
在留日本人数 約27,000人(2015) 届出済の人数からの推定
日系企業数 667社(2015 日本貿易振興機構 調査)

香港は中国の一部ですが、政治面・軍事面などで強い自治権を残しており、実質的には本土とは独立しており、香港人も自分たちのアイデンティティを中国人だとはあまり認識していない印象です。

東京都の半分程度の大きさという非常に小さな面積ですが、GDPは非常に大きく、1人あたりのGDP(国民1人の生産性)は日本の約38,633USDよりも高く、紛れも無く先進国です。

また、届け出済の日系企業数は667社です。東京都の半分の面積にこの企業数というのは、タイ1600社・フィリピン1400社と比較しても非常に多く、日本人求人も豊富です。

香港の物価・住居

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香港は非常に面積が狭いので、自然と住居・不動産の価格がとても高く、シンガポール以上です。

ビジネス中心地は一般人には住める価格帯ではないので、香港で働く殆どの日本人は、中心街から電車で15〜20分程度離れたあたりで住むことになります。

  • ワンルームマンション:5,000~10,000香港ドル

くらいが相場で、大きさは7~10畳程度、東京のワンルームと同程度となります。

家具付き物件と家具無し物件があります。

物件探しなどは、内定先の企業が代行してくれる場合も多いですし、日系の不動産会社も沢山あるので心配することはありません。

香港の物価について

香港の物価は東京と同程度くらいになります。

交通費

地下鉄:4~50HKD( 60~700円)(15分程度の通勤の場合で150~300円。通勤交通費は会社負担の企業も多い)

バス:4~20HKD (60~300円)

タクシー:初乗り2キロ 22HKD(330円) 、以後200メートル毎1.5HKD (22円)

飲食費

ローカルレストラン:30~55HKD (450〜800円)

日本食レストラン:60~80HKD (900~1200円)

マクドナルド:ビッグマック単品  17HKD (270円)

スターバックス:カフェラテTall 33HKD (495円)

缶ビール:350ml  5HKD~ (90円〜)

タバコ:1箱55HKD (825円)

香港の交通事情

バス・地下鉄ともに発達しているので、香港現地で働く際は、基本地下鉄を利用して、たまにタクシーに乗るといった感じです。

公共交通機関とタクシー共に、日本よりも若干安いですが、東京都での生活とほぼ変わりません。

香港の現地人の給料

香港のビジネスマンの平均月収は13,000~14,000HKD (19~21万円)程度となっています。

大卒の平均初任給:8,000~10,000HKD (12~15万円)

課長クラス:20,000HKD~ (30万円〜)

香港で現地採用として就職した場合の生活シミュレーション

家賃(1ルーム) 8,000HKD (120,000円)
光熱費 260HKD=4,000円( 帰宅後と休日にエアコン使用)
インターネット 200HKD=3,000円
携帯電話料金 200HKD=3,000円(ネット無制限)
食費 300HKD=45,000円
(ローカルフードをメイン 500円x3食x30日)
交通費 20HKD=3,000円
(通勤交通費支給。休日に地下鉄利用)
合計 8,800HKD = 132,000円

これが最低コストくらいでしょうか。
あとは飲み会などの交際費、娯楽レジャー、ショッピングなどにかけた分がプラスになる感じです。

香港の日本人求人

東南アジア諸国と異なり、香港は先進国で教育レベルも高く、香港人は日本人以上の生産性の高い仕事をします。

そんな中、日本人が香港現地で就職して働いていくには、ある程度の就業経験とビジネススキルが必要となってきます。

ですので新卒での採用はかなり難しく、ほとんどの求人が職歴のある第二新卒以上となります。

 

業種としてはメーカー・物流・貿易・代理店商社・保険会社・旅行会社・広告会社・IT系会社・飲食業など幅広くありますが、シンガポール同様に他国に比べて金融系企業の求人も多くあるのが香港の特徴です。

ともなって募集の職種も幅広く、営業・営業アシスタント・Webサイト担当者・生産管理・リサーチャー・マーケティング担当など様々です。

求められる人材

まず日本人を応募している企業のほとんどは日系企業です。これは他の国での海外就職でも同じですね。(「日本人を指定して募集している」のが日系企業というだけなので、もちろん現地企業・外資企業にも応募可能です。)

香港での就職活動は、「応募職種での職歴がある即戦力人材」が求められます。日本の就職市場でいう「経験者採用」ですね。

香港就職で求められる語学力

香港の公用語は、中国語・英語・広東語になります。

中国語・広東語に関しては、必須ではない求人も多くありますが、ビジネス英会話レベル以上の英語力は必須です。

シンガポール就職と同様、英語力に自信が無い人は、セブ留学などでビジネス英語レベルを事前に身につけておく必要があります。

香港で働く日本人には、以前に中国本土や香港に留学をしていて中国語が話せる人もいますが、やはり中国語・広東語が出来ると就職活動面では大きなアドバンテージになります。

香港で現地採用で就職した場合の給料

香港の日系企業に就職をした場合の給料はおおよそ下記のような感じです。

  • 営業・営業アシスタント・事務など
    15,000~25,000HKD (手取り15〜25万円)
  • マネージャークラスや技術者など
    20,000~40,000HKD(手取り30~60万円)

ボーナスは12月に、ダブルペイと呼ばれる1ヶ月分の給料が追加で支払われます。

またインセンティブを用意している企業もあり、その場合は業績に応じてプラスの賞与が出ます。

上記は手取り金額で記載していますが、税金は日本のように給料から天引きされることがなく、年に1回個人で支払う形となっています。

税率が低いのが香港の良いところで、年収の8%程度になることが多く、ダブルペイの半分程度で支払うことが出来る。

ですので、第二新卒レベルだと日本での収入と同程度となり、高収入になればなるほど日本で働くよりも手取り金額は多くなります。

香港の就労ビザについて

香港イミグレーションが提示するGEP(General Employment Policy ) では日本人の就労ビザ取得に下記のような条件を設けています。

  • 入国拒否、犯罪歴の無い者
  • ビザ対象者が働くポストが確実に企業内にある事
  • 香港人ではできない業務を担当する事
  • 良好な教育学歴や経験を有する事
  • 香港で標準的な水準を満たす給与が確定している事

香港の就労ビザは、就職先の企業に申請手続き・取得をしてもらう形になります。

職歴の無い新卒では難しいですが、採用先企業が認める程度の職歴があれば基本的には問題なく習得出来ます。

香港の現地採用の待遇

医療保険

ほとんどの場合は、会社負担で海外の保険に加入しますので、病気にかかったりして病院に行ってもお金はかかりません。医療レベルも香港は非常に高いので安心です。

日本での年金

現地採用の場合は、基本的には会社では払わず、払いたい場合は個人負担となります。

尚、市役所に届け出をしておけば、数年間支払わなくても日本に帰国した際に再度支払いを再開できます。

住宅

自己負担か会社負担かは会社によります。前述のとおり家賃は高い割に狭いですので、東南アジアのようなプール・ジム付きマンションを借りることは難しいです。

基本週休2日制

日系企業・香港企業ともに基本的に週休2日制です。

香港の人の働き方。一緒に仕事をすること

企業内での男女差別がほとんど無い

日本では男女雇用機会均等法などがあって、女性の社会進出を支援し始めてから長い年月が経っていますが、まだまだ女性が働きにくいのが現状ですよね。

産休や育児休暇を取って、職場復帰をしても、休職前と同じキャリアチャンスを掴めるような企業は滅多にありませんし、大企業になるほど要職は未だに男性ばかりで占められています。

 

一方で香港は、日常生活から企業内オフィス内での待遇に至るまで、女性が非常に大切に扱われます。レディファーストも文化として日本よりも圧倒的に浸透しています。

職場においても、管理職の女性の占める割合はとても高く、女性だからということでキャリア面で不利益を感じることはほぼありません。

香港の人の英語力

最近までイギリス領だったこともあり、公用語が英語ですので、ネイティブレベルです。また中国語訛りが若干あるので、慣れるまでは聞き取りが難しいと感じるかもしれません。

日系企業においても香港人と働くことになるので、ビジネス英語力は飛躍的に伸びるでしょう。

比較的時間にルーズ

日本人は時間に厳しすぎるので、日本人の感覚からすると香港の人は時間にルーズに感じられるかもしれません。

会社への遅刻も結構ありますが、数分程度オフィスに来るのが遅れた程度で自分の仕事に悪影響を及ぼすとはあまり考えていないので、10〜15分程度の遅刻は遅刻とすら考えていない香港人は多いです。

基本的にサービス残業はしない

海外就職をすれば当たり前の常識ですが、日本人のようにサービス残業はしません。

仕事も大事ですが、家族や友人との時間も同じように大事なのが香港の人です。

転職が当たり前

これもグローバル市場ではある程度常識ですが、転職はキャリアアップとして捉えられます。

同じ会社に長年いて役職が上がっていないと逆にキャリア上のマイナス評価になりえるので、香港の人はドンドン転職をしてキャリアアップをしていきます。

転職回数が多いのがマイナス評価になる日本とは違うところです。


いかがでしたでしょうか。

英語力やスペシャルなスキルが求められる香港での就職は、海外就職の中で言うと若干難易度が高い面はありますが、外資系企業含めてグローバルなビジネス人材が沢山働いている香港でのキャリアは、グローバル人材を目指すなら大きなプラスになるでしょう。

香港で就職をするにはまず日本人求人の情報収集から始めるのがいいでしょう。

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また現地支社に転職コンサルタントが常駐しているので、現地での就職活動もサポートしてくれます。

香港での就職を検討する上では、まず無料登録をして求人情報を眺めるところから始めてみましょう。

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