今回は、フィリピン・マニラのNPO団体でプロジェクトオフィサーとして働く20代女性の体験談を紹介します。

フィリピン・マニラで働くことになった経緯について

もともとは、日本の財団法人のスタッフとして雇用されたのですが、フィリピンでのプロジェクトが立ち上がり、フィリピンへ駐在して勤務することになりました。

最初は、フィリピンで働くことは想定されていなかったのですが、就職後に3年間のプロジェクトスタッフとして現地に赴任しました。日本とフィリピンを行ったり来たりの生活だったのですが、1年の内半分ぐらいはフィリンピンで働くことになりました。

私が勤務していた団体は環境団体で国際協力や環境プロジェクトに関する仕事が中心だったので、フィリピン以外にもベトナムや中国、インドなどに駐在している人も多数いました。

そのため、初めからどこかの国へ赴任する可能性は高かったのですが、フィリピンと知った時は少し戸惑いました。

ハローワークで探したNPO団体に入りフィリピンを派遣された

ハローワークで探しました。もともと環境関連や国際協力に関心があったので、海外勤務の可能性がある仕事に絞って応募しました。

そして、この仕事を得たのですが、団体事態は小さな団体ですが、比較的いろいろな国のプロジェクトがあったので、就職すればいろいろな経験ができると思い応募しました。特に初めからフィリピンと指定されていたわけではありませんでした。

最初の仕事探しとしては、海外へそのまま行ってから仕事を探すことも考えていたのですが、ビザなどのことを考えるとその勇気がありませんでした。そそれから、現地の事情がよく分からないかなで、就職活動をするのは難しいのではないかと思いました。

そのため、海外就職をするなら、現地で探すよりも日本の企業や団体を見つけて就職して、それから赴任したほうが良いのではないかと思うようになりました。そうすれば、ビザなどは就職先で手続きを進めてもらえますし、費用も会社が負担してくれます。

そして、やはりフィリピンに限らず途上国での就職はそれほど安全ではないという気がします。企業自体も不安定ですし、仕事がいつなくかもわかりません。また、お給与も現地通貨になるので、途上国標準になるので、日本円で受け取るよりもずっと少なくなるはずです。

また、保険やその他の付帯することも現地のベースになりますので、現地に永住することを希望しているならいいですが、日本に帰ってくることを想定しているならやはり日本で就職活動をしてよかったと思っています。

フィリピン・マニラで環境プロジェクトオフィサーとしての仕事

年収は、日本の年収ベースですので、400万〜500万円程度でした。この中には、現地赴任費用なども含まれているので、海外へ赴任手当ということで少しベースアップされています。

私の仕事は環境プロジェクトのオフィサーとして、フィリピンの関係団体や国の機関と協力して、日本の環境技術をフィリピンへ移転、教育していくというものでした。
そのため、現地での研修やワークショップを行うことが主な業務で、就業地として関連団体があるマニラですが、全国いろいろなところへイベント開催のために出向いていきます。

大変だったことは、フィリピンや生活になれるのに少し時間がかかりました。具体的には、治安などに対する行動です。

フィリピンは、一歩間違えば危険な目にあうリスクといつも背中合わせですので、日本で生活するよりもずっと緊張感が必要です。

また他の先進国のように、何もかも日本式ではないので、そのような日常生活になれるのに時間がかかりました。ですが、慣れてしまえばすごく快適で、人は優しく、すぐに慣れると思います。

フィリピンで孤独になってホームシックということはあまりないのではないかと思うほど皆フレンドリーなので、その点は一番良かったです。

楽しかったこととしては、フィリピンのいろいろなところへ旅行に行けたことです。フィリピンは観光地としては、セブ島ぐらいしかあまりメジャーではありませんが、実はいろいろな魅力的な都市がありました。

フィリピンで働くのに必要な英語力

職探しの英語としては、現地就職と日本で就職して現地へ赴任するのとは違うかもしれませんが、私の就職先の団体ではTOEIC800点以上が基準となっていました。

実際に現地で生活や仕事をするのには、それで十分だと思います。フィリピン人の人はみなさん英語がとても上手ですが、ネイティブスピカ—(アメリカやイギリスなど)の英語とは少し違いますので、フィリピン英語(タグリッシュ)独特のアクセントがあって最初は少し聞き取りづらさを感じました。

就職時の英語審査としては、私は一応TOEIC900点あったので、これは高く評価してもらえました。

できるだけ高得点をとっておくほうがやはり就職先の幅は広がると思います。実際に働いてみて、TOEICはあまり関係しませんが、むしろその前に受けていた英会話教室での経験が随分助けてくれました。

最近はオンラインでフィリピンの先生から英語を教わることもできるので、フィリピンの英語に慣れるならそれが一番近道かもしれません。

マニラでの生活について

フィリピンでは、私は最初はホテル滞在をしていました。その時は、1カ月契約で会社が支払ってくれていたのですが、日本円で15万円程度だったと思います。

その後マンションに移りましたが、月7万円程度でした。これは日本人むけのフラットでかなりしっかりとしたマンションのようなところなのでやや高めですが、安いところを探すならいくらでもあると思いますが、やはり安全面が不安なので高層マンションがオススメです。

食事はモールでいろいろな食材があるので、自宅で料理することが多かったです。大体はフィリピン料理というよりは、西洋料理的なものを食べることが多かったです。

あとは、日本の食材ショップへ行って大量に買い込んで日本食もよく食べていました。収入的には、正直言って日本のベースで支払われ、現地の生活費はかなり安めなので、その点では良かったと思います。

現地で就職したひとに聞くとやはり、かなり苦しいと聞いたことがあります。フィリピンの企業でも最近は、ハイサラリーの仕事もあるようですが、現地就職ではなかなかいいところはないようです。

フィリピンでの英語を使った仕事経験を活かしてヨーロッパで就職をしたい

フィリピンで働くことのメリットは、なんといっても経験ですね。公私ともに日本では経験できないようなことが本当にいろいろなことが経験できたのが私にとっては一番よかったことです。

それからフィリピンの団体や政府関係の人たちともたくさんコネクションができたのもメリットです。

今も連絡をとりあったり、仕事に関する情報交換もしています。あとは個人的にも友達がたくさんできました。

フィリピン人と一緒に働くことの大変さは、やはりありました。

フィリピン人の人たちは、基本的はいい人なのですが、日本人ほどルール(締め切りなど)をまもってくれないところがありました。

そして、やはりカルチャーギャップといいますか、少し感覚的にちがうので、意思の疎通にも日本人との仕事よりは時間がかかりました。フィリピンで仕事をしたことは私のキャリアにとって大きな転換となりました。

その後、本格的に英語を習得して、今は英語関連の記事の編集などに携わるようになりました。フィリピンで得た経験や英語力も今の仕事にとても役立っています。