2005年~2012年GDP成長度において、約3倍というASEAN諸国でNo1のスピードで成長しているインドネシア(日本はわずか1.3倍)
中国、インド、アメリカの次に人口が多く、しかも平均年齢27歳ということも驚異的な成長スピードにつながっています。
そんなインドネシアの首都ジャカルタでの就職活動の仕方を紹介いたします。
まずはインドネシア求人の把握から。転職エージェントに登録
いきなり行動を起こしてしまうとどこに向かっているのか、自分の就職活動が今どのくらいの進捗なのかを見失いますので、まずは大まかな情報収集が必須です。
インドネシア・ジャカルタでどのような求人があるのかを把握しましょう。
インターネット検索で見つかる求人情報量はたかが知れているのは日本の転職市場と同様です。
エージェントに登録して非公開求人を紹介してもらえるようになると海外就職の成功率はグッとアップします。
リクルートエージェント
売上実績、取り扱っている求人数が業界No1。転職業界で長年トップに君臨しているのがリクルートエージェントです。
一度でも転職経験のある方なら既に登録している人がほとんどかもしれませんね。
国内の転職コンサルサービスというイメージが強いのですが、海外就職もしっかりサポートしています。
本サービスは基本的に「社会人経験ありの転職者」が対象です。
- インドネシアで駐在員として働きたい
- インドネシアの高年収・高待遇の求人に挑戦してみたい
- インドネシアの求人情報をなるべく多く見てみたい
- 満足度業界NO1のコンサルタントにインドネシア就職を相談したい
という人は登録必須です
海外求人にも力を入れている
昨今の海外就職が活況になり始めている流れを以前から予測して、海外支社に力を入れているので海外求人も豊富に紹介してもらえます。
インドネシアだけでなく東南アジア全域、北米・オーストラリアなどの求人も多く扱っています。
(さすがはリクルートの圧倒的なビジネス推進力です)
業界No.1だからこそのコンサルティング力
転職エージェント業界ではヘッドハンティングも頻繁に行われており、
売上業界No.1の企業で働いているコンサルタントは非常に優秀である可能性が高いです。
また求人数も業界No.1ですから、現地採用だけにとどまらず、現地駐在を前提とした日本企業の求人の案件も豊富に持っています。
登録をしても無理に転職させるような営業は一切されないので、まずはインドネシアの非公開求人を把握するために気軽に登録するといいです。
リクルートエージェントを登録しておけば、インドネシアでの海外就職求人は色々と見ることができます。
給料が高い、社用車・ドライバー付きなど待遇・条件の良い求人も豊富なので、インドネシアに移住してから将来キャリアアップ転職するイメージも持てるようになるでしょう。
まずはリクルートエージェントに登録してから、以降に紹介する現地ローカル求人サイトを見てみるのが効率のいい進め方だと思います。
5分程度で無料登録が完了しますのでまずは登録して、求人案件を見てみましょう。
インドネシア現地の転職エージェントに登録
リクルートエージェント以外で登録すべきなのは、インドネシア現地で運営をしている日系の転職エージェントです。
何社かあるので複数登録するのが良いと思いますが、ここでは後半が就職の際に利用した「Reeracoen Indonesia(リーラコーエン)」を紹介します。
大手ではなく人手も少ないので、リクルートエージェントのようなトータルなサポートは期待できませんが、ローカルならではの求人も扱っており、ジャカルタ支社があるので、現地で面談をして色々と生の求人情報を聞くことが出来ますので、こちらも登録しておきましょう。
転職エージェントと面談。インドネシアのローカル転職エージェントとはSkypeで面談できる場合も
リクルートエージェントとReeracoen(ハイクラス転職ならBiz Reachも)に登録したら、それぞれのコンサルタントと面談をしましょう。
リクルートエージェントはもちろん、Reeracoenも日本オフィスもありますので日本での面談が可能のようです。
登録後に気になる求人があったり、面談をしてもらいたい場合はメール等で問い合わせしてみましょう。
もし場所的に近ければ可能な限り、リクルートエージェントの海外就職説明会に出てみるのも勉強になります。
登録しておけば定期的に説明会の案内がメールで届きます。
就職したい求人に目星がついたらインドネシア渡航日を決める
この段階で、リクルートエージェントの求人メールと担当者との面談のなかで、おおまかにインドネシアにあなたの希望に合う求人があるかどうかを把握しましょう。
応募したい職種の求人がありそうであれば、実際にインドネシアへの渡航日を決めましょう。
出来れば2週間ほど滞在したいところです。面接1回のみで採用になる求人は少なく、2回の場合が多いですので、1回の渡航で複数社の面接を受けて内定をもらうには2週間ほどは必要になるからです。
ただし、海外就職は面接結果もスピーディーに決まるので、上手く進めば1週間で2回面接を受けて内定が決まるケースもあります。
日本で働きながらの場合であれば、2泊3日程度の滞在を2回に別けるのが現実的でしょうか。
ジャカルタはホテルは安いですし、最近はオンライン格安航空券予約サイトを使えば4~5万円前後でジャカルタ東京の往復が出来るようになりましたので、2回でもそこまで大きな出費にはならないはずです。
可能な限り、土曜日もしくは日曜午前中に着くようにすると、到着してまず現地に慣れる時間が作れます。
ついていきなりその日のうちに面談や面接は辛いです。
自分に合った求人がインドネシアで見つからない場合
もし応募したい求人がインドネシアに無い場合でも、リクルートエージェントは世界各地に支社があるので、他の国の求人も紹介してもらうといいでしょう。
どうしてもインドネシアでなければダメな理由が無いのであれば、他の国を候補に入れるのも海外就職の成功の秘訣です。
私自身も、タイが大好きだったので是非タイで働きたくて他の国のことはあまり視野に入れていなかったのですが、落ち着いて自分のキャリアにあった求人を検討して結果として最初はマレーシアで就職をしました。
インドネシア渡航前の準備
ホテルの手配
National Monument付近のタムリン地区がジャカルタで最も最先端の地区です。タムリン地区のホテルだと、近くに多くのショッピングモールやオフィスがあるので便利です。JACリクルートメントのオフィスもタムリン地区にあります。
(スディルマン地区にあるリーラコーエンオフィスまでは2~3km程度)
この辺りに宿泊すれば、徒歩圏内に多くのオフィスがありますので、就職活動が楽に進められるでしょう。
Agodaというサイトで予約すると日本から安く予約が出来ます。
一泊6000〜9000円も出せばちゃんとしたビジネスホテルに泊まれます。
Simフリー携帯の購入
インドネシア現地で就職活動をするにあたって携帯電話は連絡用に是非持っておくべきです。
スマホを使いたいのであれば、Simフリーのスマホを日本で中古で買っておくと良いです。
電話のみ使えればOKというのであれば、ジャカルタで安く購入可能です。後ほどに詳細を記載しています。
オンライン英会話で英語面接準備
英語はインドネシア人もあくまでも第二外国語ですので、英語を話せない相手にも優しく、ゆっくりと喋ってくれます。
ただし中華系の華僑インドネシア人は若干中国語っぽい訛りがあるのと、結構早口で聞き取りづらい点もありますが、通訳などの英語を専門とする仕事でなければ、現地採用の日系企業では高い英語レベルは求められないことが多いです。
他の海外の日系企業面接と同様に、
日本人との日本語面接 + 現地スタッフによる英語力チェック
と言う風に行われる面接がほとんどとのことです。
簡単な英語でOKとはいえ、ぶっつけ本番は怖いのでDMM英会話を使って練習しておきましょう。
レッスン1回150円程度で受けられますので、先生に面接対策として授業をしてほしいと伝えるといいです。
ジャカルタについて就職活動前にまずすること
ITC Roxy Masまでタクシーで行き携帯電話を使えるようにする
訪問先企業との連絡など携帯電話を使えるようにしておくと何かと便利ですので、
ホテルのあるタムリン地区から2〜3kmくらいの距離にある、ITC Roxy Masというショッピングモールがオススメです。(他のショッピングセンターなどでも問題無いです)
日本の秋葉原、バンコクのMBKセンターのように、ところ狭しとモバイルガジェットやPCパーツなどが安く売られているモールです。
日本からSimフリーのスマホを持ってきているのであればSimカードを購入しましょう。
スマホ見せて「Sim Card with Internet and mobile number」など単語を羅列しておけば、大体通じるはずです。
スマホがいらなくて電話だけ出来ればOKであれば、↑のような携帯電話が2000円程度で買えますので、Simカードと一緒に購入しておきましょう。
インターネット接続が必要なければSimカードも通話分買っておけば十分です。
タムリン地区のショッピングモールに行ってみる
タムリン地区にはいくつかショッピングモールがあり、ジャカルタに住むことになった際にはちょくちょく来ることになると思うで、生活の雰囲気を味わっておくといいでしょう。
Grand Indonesia(グランドインドネシア)
ジャカルタの人気NO.1ショッピングモール、と言っても過言ではないのが、ジャカルタ中心部タムリン(Thamrin)エリアに位置するグランドインドネシア(Grand Indonesia)です。ファッション、カフェ、映画など、インドネシアのあらゆる「最先端」が集まっており、現地の若者からビジネスマン、家族連れまで幅広い客層で連日にぎわっています。日本を代表する企業「ユニクロ」も店舗を構えています。ジャカルタの最新トレンドを知るために一度訪れてみるといいでしょう。
日本食レストランもあります。
Thamrin City(タムリンシティ)
Grand Indonesiaよりも庶民向けのショッピングモールで、安いファッション雑貨店などが沢山あります。
スーパーマーケットもありますので、食材や生活用品の値段を見ておくとよいでしょう。
インドネシア転職エージェントと面談
転職エージェントとの面談です。ビジネスカジュアルでも特に問題はないですが、念のためスーツで行くことをオススメします。
転職エージェントとの面談でしっかりあなたの希望やキャリアが伝わるかどうかで紹介される求人が変わってくることもありますので、志望理由や自己アピールなどしっかりとした事前準備をしておくようにしましょう。
日系企業・外資系企業のインドネシア現地支社で面接本番
日本人面接官との日本語による面接+簡単な英語力チェックという形が多いです。
インドネシアの日系企業では多くの場合でさほど高いレベルの英語力が必要なく、
「日常会話レベル」の求人であればDMM英会話で面接対策をしておけば英語力で落とされることはあまりないと思います。
「ビジネス英語レベル」の求人であれば、TOEICでいうと600〜700点くらいが話して聞けるくらいでしょうか。
無事面接が通過すれば、転職エージェントからメールか電話での連絡が来ますので、メールは一日複数回はチェックするようにしましょう。
いかがでしょうか。インドネシアのジャカルタで仕事探しをするというと大変なイメージがするかと思いますが、チャレンジしてみると案外簡単なものです。
海外就職活動の第一歩はまずその国でどのような求人があるか、そしてそれが自分のチャレンジしたいことと合っているかどうかの把握です。
まずはJACに無料登録して海外の求人メールを眺めつつ、海外就職説明会に参加する第一歩を踏み出してみましょう。