日本脱出のメリットとその手法

こんにちは!タイの日系企業で採用担当をしているライです!
2010年に海外就職で日本脱出を果たし、英語を使って海外の人達と働くようになって7年目になります。

当時の僕と同じように日本脱出をしたい人、検討している人が今日本で急増しているというニュースを見て、この7年間を振り返って思う、日本脱出の方法やメリット・デメリットなどについて書いてみようと思います。

 

外務省調査による海外在留邦人数調査統計の2015年度版によると、前年比2.5%増加の約131万人と過去最高の増加率となったようです。2015年に新しく海外移住をした人が3万人近くいたということですね。

(「海外在留邦人数」とは届け出をした人のみなので、実際にはその数倍の人数がいます。)

2011年頃までは毎年1%程度の増加だったので、ここ数年で2〜3倍くらいのスピードで増えていることになります。

ビザの取りやすさなどもあって、やはりアジア圏に移住する日本人が特に増えているようです。

そもそもなんで日本脱出をする人が増えているのか?

全体的に日本脱出をする人が増えているそうなのですが、その理由・目的はいくつかあるようです。

年金受給でより良い生活をしたい

日本脱出のメリットとその手法

例えばマレーシアはリタイヤ後の移住先として長年、人気ナンバーワンの国ですが、夫婦で20万円くらいの年金受給を受けている場合、物価の安さや家賃の安さから日本よりも圧倒的に良い生活が出来ます。

↑のようなプール付きのタワーマンションのようなところに家賃10万円以下で住めてしまうのが東南アジアです。

南国で常に過ごしやすいので、日本の北国などから移住される方も結構いるそうです。

また東南アジア旅行をあまりしたことのない人が東南アジアの各国首都に訪れると、ほとんどの場合その発展ぶりにビックリされます。

特にクアラルンプール(マレーシア)、マニラ(フィリピン)、バンコク(タイ)、ジャカルタ(インドネシア)などは既にかなりの都会で、キレイなショッピング街やマンションなどが立ち並びます。

もちろん場所によってはまだまだ発展途上国っぽい汚く臭い地域もありますが、基本的に日本人が必要とする行動範囲はかなりキレイです。

日本のサラリーマンのままでは給料が増えない

日本のサラリーマンでは給料が増えない

特に20代~40代の若い世代に多い理由です。

衰退していくのが確実な日本市場で、海外進出を積極的に行っていない企業で働いていても、企業の売上自体が伸びないのですから給料が上がっていかないのも当然のことです。

下記は外務省調査による日系企業の海外拠点数推移ですが、年々、海外進出をしている企業が増加しています。
また一昔前は海外拠点といえば製造業の工場であることが多かったのですが、2010年以降では海外マーケットでの売上開拓を見据えた進出が主になっているようです。

日系企業の海外支社の数は引き続き増加

2015年の集計で、領土外に進出している日系企業の拠点数は、7万1,129で、前年より2,556拠点の増加となり平成17年以降最多となりました。

日系企業はこの5年間で約14%(8,834拠点)増加しています。
地域別では、「アジア」が全体の拠点数の70%を占め、平成17年以降一貫して首位を維持しています。次いで、「北米」12%、「西欧」8.1%の順となっています。

海外在留邦人数調査統計 平成28年要約版 外務省

急成長の市場で現地人と英語で仕事が出来るスキルは、海外進出を行う日系企業が増えるに伴って、価値が上がり続けるので、給料が上がる可能性は当然高くなります。

例えば、現在のタイでの外国人最低給与額は5万バーツ(2015年10月 ≒17万円)です。
一方で日本の大卒初任給は平均21万円(手取り約17万円)と、タイで働いていても日本で働いていても同じくらいの収入になるケースが増えています。
※海外現地採用では額面給与=手取り給与となる場合が多い

そういう時代の流れもあって、2017年マイナビの新社会人調査では海外就職をしたい人が約23%にまで増えているようです。
記事内では海外働きたくない人の方が多いという論調で書かれていますが、4人に1人が海外で働きたいってすごい多いですよね。

僕が日本脱出をした2010年では海外就職なんて全然一般的じゃなかったので、7年で常識は変わるものです。

将来、海外で働きたいと思いますか?(マイナビ2017新社会人白書)

第3位 できれば働きたい

  • 一生日本で暮らすのは人生もったいないから(男性/24歳/大学院生)
  • かっこいいし、そこで働いている自分を想像したら、たまらないから(男性/22歳/短大・専門学校生)
  • 英語を話せるとかっこいいと単純に思うから(男性/22歳/大学4年生)
  • 出世や転職に影響しそうだから(男性/27歳/大学院生)

第4位 絶対に働きたい

  • 環境が大きく変わって将来の自分のためになるだろうから(男性/22歳/大学4年生)
  • あまり日本で働くことにこだわりがないから(男性/24歳/大学院生)
  • 2020年にオリンピックがあってどんどんグローバル化が進んでいくと思うから(男性/22歳/大学4年生)
  • 海外で自分の力を試したいから(女性/27歳/大学4年生)

マイナビ新社会人白書2017

僕自身も20代後半で現地採用での海外就職をして、一時的には給料が下がりましたが、現在は日本の上場IT企業で働いていた頃の2倍ほどの年収になっています。

自慢したいわけではなく、現地採用での海外就職=給料が下がるという思い込みは勿体無いということです。
身につけたキャリア次第で最終的に給料はついてきます。

子供の教育のため

特に10〜20年後を考えた時に、今後のグローバル社会、変化の激しい社会で通用する教育を受けていることは大きな強みになります。

日本の教育は高度経済成長を支えるための国民全体を平均化することを主な目的としてカリキュラムが組まれているので、これからの時代にそぐわないため、海外のインターナショナルスクールで教育を受けるというのは日本の子供にとって有益だと捉えられているようです。

例えばシンガポールの教育レベルは日本よりも圧倒的に先をいっているというのはよく聞く話です。

プログラミング・3Dプリント技術・ロボット工学・ディベートなど今後のビジネスの世界では必須となる知識を日本の学校ではほとんど学べない状況です。

単純に海外に興味がある、海外で生活してみたい

「明確な理由や目的はないけど、このままじゃいけない気がする。狭い日本を抜け出して海外で働くことで視野を広げたい」
そういう気持ちで日本脱出を目指す人も多いのではないでしょうか?

私自身もこれが一番大きな理由でした。

海外旅行が大好きで、でも旅行の数日間だけじゃ現地のこと全然分からなくて、住んでみたくなって。

せっかく生まれてきたのに、色々なことにチャレンジできる若いうちに海外で働いて生活してみるという経験をしないのってすごく勿体無いと思ったんですね。

日本脱出のメリット

日本脱出のメリット

僕自身が海外就職で日本脱出をして6年で感じたメリットを記載します。

日本社会独特の窮屈さが無い

これは感じる人と感じない人がいるのかもしれませんが、私の知り合った海外現地の日本人の大半は同じことを言います。

出てみて初めて分かるのが日本社会で生きる窮屈さです。

  • 楽しく飲んでいても常に終電を気にしなければいけない!
  • ちょっと移動するだけでお金が結構減る!
  • 油断するとすぐに単調な生活になるシステム化された社会!
  • 若い人が極端に少ない!活力の無い街並み!
  • 他人の上げ足取りばかり!若い人の挑戦や失敗への寛容性が無い!

1例ですが、僕はこのようなことを感じます。久しぶりに日本に出張などで帰国すると本当に窮屈に感じて直ぐに日本脱出したくなります。

毎日の満員電車から解放される

他の記事でも何度か書いていますが、満員通勤電車からの解放は日々のストレスを大幅に減らしてくれました。

僕は20代は東京の会社で働いていたので特に感じるのでしょう。

タイでは基本タクシーや短時間の電車に乗る程度なので、通勤で体力と精神を消耗せずに仕事の能率が大きく上がりました。

カナダやオーストラリアでは電車通勤も多いようですが、人口密度がそこまで高くないので満員電車に乗るようなことは滅多にないようです。

残業があまりない

基本的には現地の従業員は残業をほとんどしないので、定時くらいで大半の社員が帰宅します。

日系企業で働く場合でも、現地スタッフがいない以上、大きくは仕事が進まないため、日本人も残業はあまりしません。

プチセレブ生活が出来る

日本の経済力はどんどん落ちているとは言え、まだまだ家賃の安い国であれば豪華なタワーマンションに住むことができます。

残業があまりないので、帰宅してからマンションのジムやプールで運動をすることも出来るので健康的な生活が出来ます。

 

日本脱出の方法3つのパターン

日本脱出の方法3つのパターン

1.リタイヤメントビザを取得して老後移住

各国でリタイヤメントビザの取得条件は大きく違いますが、銀行口座を現地で作ってビザ条件を満たす額を預金する、などの条件があります。

2.海外で起業する

私の周りにも多いですが、発展途上国はサービスがまだ充実していない点や市場が急成長していることもあって、ビジネスチャンスが日本よりも圧倒的に多くあります。

特にアメリカや日本で流行しているITサービス(アプリやWebサイト・ECサイトなど)を現地向けに最適化して提供しているところが多いですね。

現地で法人登記をして起業をすることで、ビザの問題がなくなりますので、海外で働きながら生活するパターンの日本脱出です。

3.海外就職をする

日系企業がどんどん海外進出をしているので、このパターンで日本脱出をする日本人が急増しています。

リタイヤメントや起業はいきなりは難しい人がほとんどだと思いますので、本サイトでは海外就職による日本脱出をオススメしています。

先程紹介した外務省調査によるとインド・インドネシア・ベトナム・フィリピン・タイあたりがここ3〜4年で日系企業の海外拠点が急増している国ですね。

つまり日本人の働き手の需要が高く、求人が多く出ている国ということになります。

海外就職の第一歩は未公開求人情報を集めることから

新卒・第二新卒でフィリピンやタイで働く人が増えた

海外就職の初めの第一歩は、まず色々な国の求人情報を集めて、自分に合いそうな仕事がどのくらいあるのかを把握することが大切です。

海外で働くこと・生活することと海外旅行は大きく違います。

成功の秘訣は、まず色々な国の求人情報を見てみること

私は当時、タイ好きでタイで働きたいと思っていたものの、下記に紹介するエージェントで求人内容と職種を検討した結果、当初考えていなかったマレーシアで海外就職をしました。
その後、マレーシア・フィリピンで海外で働く経験を積んでいるところで、タイのとても良い求人情報が送られてきて応募し、今にいたります。

最初からタイに固執して、あまり自分に合わなそうな仕事をしていたら、もしかしたら海外で働くことが今のように楽しくなかったかもしれません。

私からのアドバイスとしては、最初は1つの国に固執せずに、幅広く求人情報を得ることが海外就職を成功させる秘訣です。

インターネット検索で探せる求人情報はほんの一部で、ほとんどの海外求人情報は非公開求人となっています。

まずは様々な国の求人情報を扱っている転職エージェントに登録をすることで、非公開求人情報を含めて各国にどんな求人があるのかを見ることができます。

JACリクルートメント

まず海外就職をする上でJACリクルートメントは登録必須です。
利用するしないは別としても無料登録だけは絶対にしておきましょう。

2016年もタイ就職説明会、マレーシア就職説明会、カナダ就職説明会などなど多くの海外就職の合同説明会なども行っていました。

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JACのメリットは国内3位の東証一部上場企業で、大手転職エージェントのなかで唯一の外資系企業なので海外の様々な国に支社を持っています。

そのため非常に豊富な海外就職の求人数を扱っていますし、また現地支社で現地での就活サポートも期待できます。さらに業務提携をしているエージェントもあり、支社を持たない国の求人情報も多くもっています。

豊富な海外求人案件がメールで送られてくる

Jac mail

上記はJACタイランド通信という求人情報メールのキャプチャです。
私はいつかタイで働きたいと思って希望国を登録していたので、タイ求人のメールが定期的に届くようになっています。

日本で働きながら良い求人があればフィリピン転職を狙っている人にはとても役に立ちます。

大手求人情報サイトに限らずですが、ほとんどが非公開求人で無料登録を行うことで全ての求人を閲覧することが出来るようになります。
5分程度で終わるので、まずは無料登録を行いましょう。

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リクルートエージェント

次に登録すべきなのが、やはり業界最大手のリクルートエージェント。海外就職のニーズの高まりを受けて、海外求人も豊富に扱うようになっています。

無料で相談にのってくれる転職コンサルタントが非常に丁寧で、業界1の満足度を誇っています。
相談者一人ひとりの状況や目標をしっかりと把握して、親身に相談をしながらオススメの求人を紹介してくれます。

また業界1位ということもあって、大手企業の駐在員募集や高年収・高待遇の海外求人も多く扱っているのが特徴です。

  • 高年収・高待遇の駐在員案件
  • 外資系企業の現地法人への転職
  • カナダやオーストラリア、アメリカなど先進国への転職

などに関する情報収集ができます。

無理に転職させるような営業は一切されないので、まずは自分の働きたい国の非公開求人を把握するために気軽に登録するといいです。

JACリクルートメントとリクルートエージェントの2つを登録しておけば、一般的な海外就職求人はかなり網羅できます。

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あなたが大学生なら

20代のうちに海外就職をすることを強くオススメしたいです。

「新卒は日本企業に入らないと日本流ビジネスが学べない」といった声も一部ありますが、言っているのはほぼ「新卒で海外就職をしたことがない人」ですので参考になりません。

海外の日系企業で働くことで、日本流ビジネスが学べないなら、海外の日系企業は日本流ビジネスが無い環境なのか?そんなことはありません。

日本流ビジネスマナーということなら、名刺交換のお辞儀の仕方、先輩社員への気の使い方、上司とのタクシーの乗り方、日本でしか気にされない事です。

日本流ビジネスで大事なのは「報連相(ホウレンソウ)」の徹底だと思います。これは確かに海外で働く上でも大いに役立ちますが、海外の日系企業拠点で日本人上司から学べばいいことです、

将来的に海外就職をする可能性を見据えて、「英語の勉強」を頑張ると良いと思います。

またこれからのビジネスは全てIT/Webが関わりますので「プログラミングの勉強」は文系学生であっても是非やっておくべきです。
PHPで簡単なWebサービスを自分で作れるくらいにはなっておきましょう。

ワーキングホリデーはオススメしません。

残念ながらワーキングホリデーは大抵の場合、英語を話さない「ファームでの仕事」「日本食料理店での仕事」をするだけで、英語力もビジネススキルも学べずに終わることがほとんどなので、就活にもほぼ役に立ちません。(もちろんその人次第ですが)

海外に住むことで英語が話せるようになるというのは事実ではあるので、それなら語学留学の方がいいでしょう。

または上記で言ったようにプログラミングが出来る人であれば、エンジニア職としてのワーキングホリデーもあるにはあるようですが、かなり求人数は少ないです。

海外インターンシップはオススメ

実際に海外の現場で現地人とふれあいながら仕事体験ができるインターンシップは良い経験になると思います。

最近では海外の日系企業でインターンシップ募集をしているところも増えてきました。

多くの企業で無料で海外インターンシップ説明会をやっていますので参加してみるといいでしょう。

⇒海外就職の具体的な進め方