開設間もないこのサイトですが、先日このようなメールをいただきました。
どうもありがとうございます!!
そういえば確かに、このサイトの海外就職の進め方は私自身の海外転職の体験を元にして書いているので、
新卒の海外就活のやり方は確かに若干異なるので改めて書いてみる必要があるかと思うので書いてみます。
(このサイトの身内バレは避けたいので、すみませんが私の会社の求人はお答えできません><)
新卒で海外就職って本当に難しいの?
この記事を書くにあたって、Google先生で新卒の海外就職の現状ってどういうものなんだろうかと
調べてみたのですが、結構多くのサイトで「新卒の海外就職は非常に難しい」って書いてありました。
確かに、海外の日系企業は新人の教育をする余裕のある日本人社員が本社よりも圧倒的に少ないので、
そういう意味では第二新卒やキャリア転職の人のほうが有利なのは確かなんですが、
非常に難しいというのはちょっと実態に則していないのではないかと思います。
現に私が現地で採用しただけでも新卒数人いますし、私の知り合いにも新卒から東南アジアで働いている人結構いますもん。
インターネットの記事って結構憶測で書かれていることか、1個の事例を一般化していることも多いので、
「新卒の海外就職は非常に難しい」と言葉が一人歩きしてしまっているのかもしれません。
新卒の海外就職の難易度は国によるが先進国は難しい
より正確に言うとこんな感じでしょうか。
海外就職の難易度はその国の労働ビザの条件によって変わる部分も大きいので、
例えばアメリカやカナダとかシンガポールなどの先進国の新卒就職が難しいのは、
「この人がこの会社で働かないといけない理由が分からない」とビザ申請を国に却下されてしまうからです。
中国の新卒就職は?
上海で働く日本人の話なので、中国全体での話ではありませんが、
中国人は英語が堪能な人が一部に限られるので、新卒採用への門戸は広いものの、
中国語の能力が必須である求人がほとんどのようです。
新卒が海外就職しやすいのはタイ・フィリピン・インドネシア
私の知る限りでは、これらの3国は比較的、新卒でも海外就職がしやすいと思います。
製造業の営業、日本向け自社サービスのカスタマーサポート、日本人が立ち上げたベンチャー企業、
日本人マネージャー候補の育成をしたい企業、
などが特に新卒日本人でも採用をしているところが多いです。
新卒は利用できる大手就職エージェントが少ない
既卒・第二新卒・キャリア転職であればまずJACリクルートメント・リクルートエージェントあたりがオススメの転職エージェントなのですが、両社ともに新卒向けサービスは行っていないようです。
※⇒JACリクルートメントで新卒向けサービスが受けれるかどうかは微妙なところですが、無料登録するだけで海外就職セミナーや海外求人スカウトメールなどが届くので将来的に海外で働くことを目指す上で参考になるので、登録してみる価値はあると思います。
新卒向けに海外求人を扱っているのは、リクナビNEXTですね。
リクナビNEXTというと既卒・第二新卒向けのように思えるんですが、実は新卒向けでも大丈夫です。
インターンシップで海外ビジネスの経験を積んで面接突破を
海外就職を目指す上で、海外インターンシップにチャレンジしてみるのは非常に良い選択肢かと思います。
新卒であっても、インターンシップとはいえ実際に海外で働いていたことがある人であれば、
面接でも説得力が増して突破率も上がるでしょう。
(もちろんインターンシップ中にどれくらいしっかり経験を積めるかはあなた次第ですが)
インターンシップ先が東南アジアであれば、そのまま正社員採用になるチャンスだってありえます。
インターンシップで実績No1なのは武者修行プログラムです。
大体2週間程度のインターンシップが多いようなので、就活を控えた大学生であっても参加できますね。
例えばベトナムの会社でインターンシップをした方の話だったり、
大学生向け実績No.1海外インターンシッププログラム
を全国で無料説明会を実施しているので、情報収集に参加してみることをオススメします。
キャリア転職組の人以上の英会話力を身につけましょう
新卒の強みは若さと勢いと吸収力です。
大学生であれば、社会人よりも圧倒的に自由な時間が多いのですから、
第二新卒・キャリア転職組以上の英会話力を短期間で身につけられるはずです。
できるだけ多くのアピールできる武器を準備しておきましょう。
⇒海外就職のための英会話!面接突破レベル英語を最短で身につける方法
海外現地の人材紹介会社にもちゃんと登録をすること
これは第二新卒・転職の方の海外就職の進め方と同じですが、
大手人材会社だけでなく海外現地の人材紹介会社にも登録することをオススメします。
大手のサービスで求人の全体像を理解したり、コンサルタントに相談に乗ってもらったりして、
応募したい求人があればするのですが、大手会社で扱っていないような現地の会社も沢山ありますので、
必ずそちらも登録しましょう。
最後に。難しいかどうかは自分で真剣にやってみないと本当のことは分からない
ちょっと説教臭くなってしまうかもしれませんが、社会人の少し先輩として一言だけ。
ネットで情報を調べたり、キャリアコンサルタントの方に相談したりして、
「難しいですよ」と言われても簡単に諦めないでくださいね。
私は東南アジアで現地採用で転職をする時に、年収が3分の1くらいまで減りました。
当時それなりに大きな会社に勤めていて頑張って働いていたので給料はそこそこ良かったのですが、
でもどうしても「海外で働く」という夢を諦められませんでした。
一時的に給料が減ったとしても
「自分の能力さえ磨けていれば最終的にお金はついてくる」
とそう信じて自分のやりたいことを突き通しました。
そして6年経った今、私の年収は現地採用で転職をする前の1.5倍にまで増えています。
ずっとチャレンジしたかった「東南アジアで生活をする」ことも叶えられました。
当時私の周りの人達は、「勿体無い」「無謀だ」「失敗して帰ってくる」なんて言う風にいう人が沢山いました。
でも世の中には、海外就職について真面目にしっかり調べて考えたことのある人なんてほとんどいないんです。
そんな経験したことの無い人が何を言おうが関係ないですよね。
さらに世の中には、挑戦したけど努力をしなかったり真摯に向き合わずに失敗した人というのもいます。
こういう人も「俺はやったけどそれは難しい、だからおまえも無理だ」といいます。
実際に経験しているだけに若干説得力があるところが厄介ですね。
でも一方では、同じことをチャレンジして成功した人もいるのは事実なんです。
つまり何が言いたいかというと、
「本当のことを知れる人は、実際にチャレンジをして、真摯に努力をした人だけ」だっていうことです。
無理かどうかは他人が決めることじゃないです。