バンクーバーの大学卒業後に飲食店で働く20代女性インタビュー。給料や生活水準、仕事の探し方

今回は、バンクーバーの有名大学を卒業後、飲食店で就職して働く20代女性の体験談を紹介します。

バンクーバーではどのように仕事や求人を探しましたか?

私はバンクーバーでトップの大学を卒業し、研究機関に就職したいと思い就職活動を行いましたが、うまくいかず、ウェイトレスとして半年間働きました。

就職活動自体は当初考えていたようには上手くいきませんでしたが、就活でやれるだけのことはやったので、紹介したいと思います。

まず最初に、私の体験はあくまでバンクーバーでのことです。トロントなどに行くとまた違うと思います。

バンクーバーでは、人脈が命です。

どんなに大学の成績が良くても、どんなに経験豊かでも、人脈がなければちゃんとした仕事に就くことはできないと考えたほうが良いと思います。

というのも、バンクーバーは日本とは違い、一括採用一括入社ではありません。

転職する人も多いですし、福利厚生もしっかりしているので、1年間育児休暇を取ったりする人がかなりの数います。

ですので、就活している人たちは常にアンテナを張り、自分の就職したいポジションに空きが出るのを待っています。

あとで紹介するいくつかのウェブサイトに登録して、そこからのemail アラートを待ったり、毎日そのウェブページをチェックするというのがまずやらなければいけないことだと思います。

しかし、ここで注意しなければいけないのが、ウェブサイトに載った例え1秒後でも、すでにライバルかそれ以上の存在がそのポジションを狙っているということです。

だいたいの企業は、全く知らない人間よりも、人脈によって知り合った人を優先したいと考えているようです。

求人広告を表に出す前に、まず周りを当たるのです。

家族だったり、友達だったり、日本ではコネと揶揄されるようなつながりであっても、バンクーバーでは優先される傾向があります。

もちろん、全く終身雇用ではないので、コネを利用して入ったからといって3ヶ月から6ヶ月のprobation period の間に力を発揮できなければクビになるので、能力がなくても良いというわけではありません。

ただ人脈がなければ、スタートすることすらできないということを考えれば、

まずネットワーキングイベントなどに参加し人脈を広げることが先決と言えるでしょう。そのネットワーキングイベントの日までに、以下のウェブサイトをチェックしてみてください。

 

 

バンクーバーの飲食店で働く時給や仕事内容について

ウェイトレスは最低賃金ですので、9.5ドルくらいでしたが、チップもだいたい1時間で10ドル近くもらえていたので、それを合わせると時給20ドル(約1,600円)くらいでした。

フルタイムで働かせてもらっていたので、月にだいたい2,500ドルくらい稼ぐことができていました。

これが私が就活を諦めてウェイトレスに収まった1つの理由です。

 

チューターの仕事もしましたが、高校生に教えるとだいたい1時間25ドルから30ドル、大学生だと1時間40ドルから50ドルです。

とても割りが良いのですが、1日中働けるわけではないので、生活をしていくためにはウェイトレスの方が良かったです

ウェイトレスの仕事はだいたい日本と同じですが、チップをもらうために、かなり色々なことに気を遣いました。

始める前は、飲食店での仕事を少しバカにしていましたが、やってみると結構大変な仕事で、チップという制度のおかげでウェイトレスもみんな誇りを持って仕事をしているなと感じました。

とても忙しい中でも、お客さんの動向を把握し、喜んでもらえた時はすごく嬉しかったし、店が回せているという感覚はとても気持ちのいいものでした。

私は現地の大学を卒業しているので、基本的に英語で苦労することはないのですが、たまにカナダ人のおじいちゃんがジョークのようなことを言ってきたりすると、ジョークを言っているのはわかるのだけど、文化の違いもあってどのように返したら良いか分からないということがあって大変でした。

あぁ、わたしはネイティブスピーカーではないんだなと痛感する瞬間でもありました。

でも、そういうことも含めて楽しかったように思います。

普段は話すことのないような人たちともフレンドリーに話す、そんなカナダならではの空気が感じられとても良い経験だったと思います。

 

カナダの飲食店で働くのに必要な英語力

前述のように、バンクーバーで大学を修了したので、英語で苦労することはほぼありません。

最近は受けていませんが、入学前でTOEIC 750, IELTS 7.0 だったので、卒業後はそれよりもはるかに上達していたと思います。

現在の英語力もボキャブラリーが少し増えたくらいで職探し当時とはそんなに変わっていないと思います。

何度か面接に行きましたが、面接の練習は本当に大事だなと思いました。

まず最初に経歴やモチベーションなどについて聞かれますが、そのあとはクイズのようなものを出されたり、あるシチュエーションでどういう行動を取るかという質問をされたりしました。

聞かれていることがわかって、頭の中でそのシチュエーションを想像できても、そこから自分が取るであろう行動を想像して英語で伝えるというのは相当大変なものでした。

普段話している内容でないと、言い回しが分からなかったりすることがあると思います。

ですので、あらゆる質問を想定して、それに答えるための言い回しを練習していく必要があったかなと思います。

 

カナダのバンクーバーでの生活水準。良い物件探しも人脈が大事

私はパートナーと1LDK、650ドルの物件に住んでいます。

かなり広いし、キッチン、バスなどすべて私たちだけのものです。

バンクーバーだと、良くてもキッチンシェアということが多く、この家賃でシェアなしというのは破格だと思います

これも、友達伝いで紹介してもらいました。

家具は付いていませんでしたが、パートナーの家族や友達からもらって全部揃いました。

就活だけでなく、家を探すのも、家具をゲットするのも、人脈がとても重要になってくるのがバンクーバーです。

食事は、基本的には自炊です。

 

外食をすると、チップを合わせてすぐ50ドル飛んでしまします。

野菜がとても安いので、自炊をするとだいたい2人で月200ドルくらいで済みます。

アジア系スーパーもたくさんあるので、調味料などほとんどのものが揃います。

私の場合は家賃が安いですし、仕事がない日は自宅で研究などをし、そんなに遊ばないので、生活は楽ですが、外食を頻繁にしたり、どこかに旅行に行ったりしようと思うと大変かなと思います。

 

 

カナダで働くのは、自分の考えをしっかりと持って働く必要のある実力社会

カナダと日本の働き方の一番の違いは、自己主張できるかできないか、ということだと思います。

確かにカナダでも先輩後輩、上司部下などの上下関係はありますが、後輩が先輩に何かを提案するということは良くあります。

例えば、レストランの食器の配置一つをとっても、日本だとそれがどんなに不便な配置であったとしても、上の人が決めたことだとただそれに従うのが正しいとされる傾向があると思います。

 

しかし、カナダでは、もし自分が不便だと思ったら、そのことを主張し、周りの人も不便かどうかを聞きます。

そして、改善策を提案します。

ここで、不便だということをただ愚痴のように言うだけでは、使えない奴というレッテルを貼られてしまいます。

カナディアンは基本的に温厚で、ジャッジメンタルではありませんが、仕事をする上では、仕事が出来ない奴だと感じると結構はっきり態度に出します。

 

それは、終身雇用の文化ではないからだと思います。

仕事ができなければ、仕事ができて仕事に就きたいと思っている人がいくらでもいるので、すぐにクビになります。

ですので、自己主張をするといっても、ただ言いたいことを言うということではなく、どうすればその状況が好転するのかを用意し、提案しなければいけません。

これは最初は大変でしたし、戸惑いましたが、物ごとを論理的に捉え、考え、解決策を常に考えるということを身につけることができたのは、私にとってとても有意義なことで、今後役立つと思います。

日本の社会もこのような風潮が主流になっていけば、改善される部分も多くあると思いますので、日本で働く際にも活用していきたいと思っています。