オーストラリア就職をする上では、就労ビザ(ビジネスビザ)の取得が必要になります。
就労ビザ取得サポートをしてくれる企業の求人と、就労ビザを持っているのが応募条件の求人があります。
自分がどのような条件のビザでオーストラリアに滞在することになるのかを理解しておくのは大切です。
ここでは、オーストラリアのビザについて紹介します。
オーストラリアのビザの種類
観光ビザ・ビジタービザなど一時訪問のビザ
一時滞在のビザには下記の4種類がある。
- Subclass 601:Electronic Travel Authority(ETA)
最大3ヶ月までの短気観光のためのビザになります。オーストラリア現地採用の転職活動で面接などを受けに来る際にはこれで問題ありません。 - Subclass 600:Visitor visa
娯楽、親族・友人訪問など観光目的で訪問する方や、学会出席、社内・取引先との会合、契約交渉、市場調査など短期商用目的で訪問する方が取得するビザです。 - Subclass 711:Transit visa
飛行機などの乗り継ぎで8時間以上かかる際に申請するビザで72時間まで滞在可能です。 - Subclass 602:Medical Treatment visa
オーストラリアで医療行為を受ける方、臓器提供をする方、それらに付き添う方が申請するビザ
学生ビザ
語学留学やオーストラリアの大学などに通う場合に申請するのが学生ビザ(Student visa)です。
- Subclass 570:Independent ELICOS sector visa
ELICOS認定校にてフルタイム就学を希望する個人が申請するビザ - Subclass 571:Schools sector visa
中学高校に入学する方や短期交換留学をする方 - Subclass 572:Vocational education and training sector visa
政府認定校の職業訓練コースや専門分野を学ぶコースで就学する方 - Subclass573:Higher Education sector visa
大学以上の高等教育機関で単位を取得する就学をする方 - Subclass574:Postgraduate research sector visa
大学院で終始・博士課程で研究を含む就学をする方 - Subclass575:Non Award sector visa
条件を満たす大学の交換留学プログラムや留学プログラムで就学する方 - Subclass 576:AusAID or Defense sector visa
he Australian Agency for International Development (AusAID: オーストラリア国際開発庁)またはthe Department of Defence (オーストラリア国防省)の援助を受けて就学する方 - Subclass 580:Student Guadian visa
18歳未満の学生ビザ保持者の保護者や親族で、お子様の身の回りの世話をするために一緒に渡航したい方。
就労ビザ
オーストラリアの就労ビザは種類が多いが、一般企業で働く多くの場合は、Subclass 457のビジネスビザを取得するケースが多い。
また、求人によってはRSMSの永住ビザを取得していることが応募条件のものもある。
- Subclass 457 :ビジネスビザ
- 通常4年間までの就労が可能
- 最低給与額54,000ドル以上
- IELTS 5.0以上の英語力があること
- Subclass 187:RSMS 永住ビザ
- 期間の制限無しで就労可能
- 最低給与額の条件無し
- IELTS 全セクション 6.0以上
- 指定された地域限定で就労可能
それら以外の就労ビザは下記の通り。
- Subclass 417:ワーキングホリデービザ
最初の1年間のファーストワーキングホリデービザとセカンドワーキングホリデービザの2種類があります。 - Subclass 400 :Temporary Work (Short Stay Activity) visa
3か月期間限定でオーストラリア国内にて専門業務に従事する方、又はオーストラリアの団体に招待された文化的・社会的活動に参加する方が取得するビザです。 - Subclass 401:Temporary Work (Long Stay Activity) visa
技術職従事者で交換プログラム参加者、スポーツ活動従事者、フルタイム宗教活動家、海外エグゼクティブの使用人が申請するビザです。 - Subclass 403:Temporary Work (International Relations) visa
オーストラリア国内にある政府運営の教育機関で教師として働く方、外交官ビザ保持者の使用人として働く方などが申請するビザです。 - Subclass 420:Temporary Work (Entertainment) visa
オーストラリア国内で映画、テレビ、舞台でパフォーマンスをする方、及び番組制作のために渡航する制作関係者(プロデューサーやテレビ製作スタッフなど) - Subclass 476:Skilled—Recognised Graduate visa
31歳未満の過去2年以内に卒業した工学部新卒生用のビザで、最高18か月間就労できます。 - Subclass 488:Superyacht Crew visa
オーストラリア国内のスーパーヨットの乗組員として就労する方が申請するビザです。最大12カ月滞在できます。 - Subclass 188:Business Innovation and Investment (Provisional) visa
オーストラリア国内で起業したい(している)方、投資したい方が申請するビザです。