オーストラリアの日本人現地採用の求人状況について

オーストラリアの現地採用向け求人の状況

オーストラリアの経済状況は、先進国では珍しく継続的に成長していて2017年現在においても非常に順調であると言えます。

オーストラリアの一人あたりのGDPは日本よりもかなり高い$50,961(日本は$32,485)となっており、国民一人ひとりの生産性が高く非常に豊かな国です。

給料も高く、日本円換算(1AUSドル≒80円)すると、平均年収800~1000万円程度となっています。

時給で働く場合の最低賃金は時給1,400円程度と日本の1.5倍くらいになります。

 

ただ2016年での国内失業率は6%程度となっており、やはり他の先進国同様、自国内での雇用を優先しているため日本人が就労ビザを取得するのは簡単ではありません。

その流れの中、2017年4月18日にオーストラリア政府は、2018年3月以降のサブクラス457ビザの廃止を発表しました。

2017年4月18日に、オーストラリア政府は2018年3月からテンポラリーワーク(Skilled)ビザ(サブクラス457)を廃止し、新たにTemporary Skill Shortageビザ(TSS)を導入すると発表しました。

TSSビザは最長2年までのShort-Term stream (短期間ストリーム)と最長4年までのMedium-Term stream (中期間ストリーム)の2種類で構成され、高度人材が不足しているビジネスをサポートし、オーストラリアの労働を優先・保護する役割を果たします。

この新しいビザは、オーストラリアのtemporary and permanent employer sponsored skilled migration プログラムの一貫性や質を強化するための、政府の重要な改革案の一部を担っています。

引用元:在日オーストラリア大使館

 

この背景には、移民を多く受け入れてきたことで人口増加・経済発展を20年以上維持してきたオーストラリアが、オーストラリア人の雇用や権利を確保するためにオージーファーストになっていく傾向を示しています。

「なぜオーストラリア人ではなく日本人を雇うのか」という理由を、雇用側がオーストラリア政府にしっかりと説明できなければ就業ビザが取りづらい状況です。職歴や専門性などが望まれる求人が増えていくでしょう。

日系レストラン等の求人は今までも多かったので、ワーホリ後の就職をオーストラリアで探す人は、日系レストランで働きはじめて、徐々に現地の企業に転職してステップアップしていくケースもありました。ですが、457ビザ廃止によって飲食系でのオーストラリア就職は難易度が上がりました。

しかし一方で、現地の日系企業に関しては、「日本人であること」自体が強みとなるケースもあるため、現地ローカル企業の求人よりも比較的、採用難易度が下がります。

英語力を活かして外資系企業でのグローバルキャリアを目指したい人にとっては、まずは日系企業に入って英語力や専門スキルを磨いて、現地企業に転職するのも1つの手でしょう。

オーストラリア現地採用の一般的な応募条件

英語力

英語が公用語のオーストラリアでの就職には、職種に関わらずビジネス会話レベルの英語力が必要となります。

特に、オフィスワークの事務職では、報告書・議事録や会議資料の作成などもあるため、会話だけでなく高い英語ライティング能力も必要です。

最低でもIELTS5.0以上の英語力は必須となります。

International English Language Testing System(IELTS:アイエルツ)は、海外留学や研修のために英語力を証明する必要のある方、およびイギリス、オーストラリア、カナダなどへの海外移住申請に最適なテストです。イギリス、オーストラリア、カナダ、ニュージーランドのほぼ全ての高等教育機関で認められており、アメリカでも TOEFLに代わる試験として入学審査の際に採用する教育機関が3,000を超え、英語力証明のグローバルスタンダードテストとして世界中で受験者が増え続けています。

ただ、飲食店、美容師、日本語教師、ホテル客室係などの英語力をあまり求められない職種も求人はありますので、英語力でけで諦める必要は無いです。

 

学歴・職歴

営業職・事務職などのオフィス系職種の場合は大卒以上の学歴が求められる事が多いです。

また最低2〜3年の社会人経験があることが望ましいでしょう。特に日系企業求人の場合は、日本での就業経験が歓迎されることが多いです。

年収

オーストラリアのビジネスビザ取得条件としては、採用されたポジションでの給与が年収53,900ドル以上(≒430万円)である必要があります。

そのため、基本的には最低年収53,900ドル以上の求人が募集に上がってきます。

尚、飲食業界では労働力不足が叫ばれており、飲食業でビジネスビザ申請をする際には、最低給与10%減の年収48,510ドル(≒388万円)から申請可能となりました。

※上記はあくまでも、オーストラリアで採用された際の年収です。
オーストラリアは物価も高いため、オーストラリアで就職をすると年収が大きく上がる例がほとんどですので、現時点の日本での年収が足りなくても、全く問題なく応募できます。

 

オーストラリアの現地採用や駐在の求人情報がある転職エージェント

シドニー、メルボルン、ブリスベン、パースなどの都市をメインにオーストラリアの求人を扱っている転職エージェントを紹介します。

まずはオーストラリアでの求人情報にどんなものがあるのかを把握することが第一歩です。

英語力が足りないのであれば、時間がある時に求人情報を見ながら、英語の勉強を進めるとモチベーションも維持しやすいです。

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リクルートエージェント

オーストラリア就職でまず登録すべきなのが、やはり業界最大手のリクルートエージェント。海外就職のニーズの高まりを受けて、海外求人も豊富に扱うようになっています。

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グローバルブランド支社をオーストラリアにも持つので、取り扱っているオーストラリア求人数も国内随一と言えるでしょう。

また業界1位ということもあって、大手企業の駐在員募集や高年収・高待遇の海外求人も多く扱っているのが特徴です。

  • 高年収・高待遇の駐在員案件
  • 外資系企業の現地法人への転職
  • カナダやオーストラリア、アメリカなど先進国への転職

などに関する情報収集ができます。

無理に転職させるような営業は一切されないので、まずは自分の働きたい国の非公開求人を把握するために気軽に登録するといいです。

無料登録をすると、オーストラリアなど希望しておいた地域の求人をメールで定期的にお知らせしてもらえるので、オーストラリア求人にどんなものがあるのかを把握するには非常に便利です。

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チアーズ(CHEERS)

オーストラリア現地採用の求人情報が多数掲載されているクラシファイドCheers

オーストラリアの現地採用求人はやはりオーストラリア現地密着でサービスを展開しているところが多く持っています。

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転職エージェントではないので、あくまでも求人情報を見て自分で応募して進めていくタイプのサイトです。

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JAMS.TV

オーストラリア現地採用の求人情報が多数掲載されている生活情報サイトJAMS

こちらもオーストラリア現地密着の生活情報サイト。JAMS.TVです。

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日本食レストランや寿司職人求人や保育士求人、レストランやホテルの求人、美容師求人、ネイリスト求人、オフィス勤務求人など様々な職種の日本人求人を3000件以上も扱っているので、自分にあったオーストラリアの就職先が見つけられるかもしれません。

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転職エージェントではないので、あくまでも求人情報を見て自分で応募して進めていくタイプのサイトです。

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オーストラリア現地採用の一般的な待遇

給与

職種ごとの平均給与の目安です。1オーストラリアドル≒80円

職種 平均給与目安(年収)
営業 $50,000~$90,000
事務系 $50,000~$90,000
カスタマーサービス $30,000~$70,000
エンジニア・技術職 $80,000~$150,000
管理職 $80,000~$150,000

 

職種 平均給与目安(週給)
飲食店ホールスタッフ $16~$ 20
寿司職人・シェフ $18~$30
ホテル スタッフ $16~$ 22
美容師 $16~$ 20
ネイリスト $16~$ 20

 

ボーナス・インセンティブ

日本のように殆どの企業がボーナスを支給しているわけではなく、各会社の裁量で支給されたり、されなかったりします。

大抵の現地企業ではボーナスは無いと考えたほうがいいでしょう。

営業職ではパフォーマンスに応じて、インセンティブを支給している企業はあります。

諸手当

オーストラリア現地採用では基本的に、住宅手当や通勤手当はありませんので、年俸額に含まれます。

ただし一部の日系企業では、交通費支給や送迎などを導入しているところもあるため、応募先企業に要確認です。

所得税

オーストラリア国内で所得を得る場合には、オーストラリア国税庁(Australian Taxation Office、ATO)からタックス・フィル・ナンバー(Tax File Number、TFN、納税者番号)を取得する必要がある。就労許可を得ているビザを所有している人は、オーストラリア国税庁のウエブサイトで納税者番号を申請すると4週間以内に郵送されてくる。

オーストラリアでの給与所得者は、所得税が源泉徴収で差し引かれた上で支給されることがほとんど。

所得税率に関しては、累進課税だが居住者と非居住者で率が異なります。

  • 居住者
    • 0~6000ドル:非課税
    • 6,001-37,000ドル:15%
    • 37,001-80,000ドル:4,650ドル+30%
    • 80,001-180,000ドル:17,550ドル+37%
    • 180,001ドル以上:$54,550+45%
  • 非居住者
    • 0-37000ドル:29%
    • 37,001-80,000ドル:10,730ドル+30%
    • 80,001-180,000ドル:23,630ドル+37%
    • 180,000ドル以上:60,630ドル+45%

オーストラリア就職をした日本人は、上記オレンジ文字に当てはまるケースが多そうですね。

オーストラリアにはどのような業種の現地採用日本人求人があるか

一般的な総論でいうと、日本人求人を出しているのは、日系企業がほとんどです。

日本に本社があったり、日本人が現地で起業して店舗やオフィスを持っている起業ということですね

それ以外の外資系企業やオーストラリア現地企業では、あまり「Japanese」と指定して求人を出すことは無くて、欲しい人材であれば国籍関係なく採用をする求人となります。

 

オーストラリア就職が初めての場合で、グローバルで通用する英語力やキャリアがまだ無いと感じる場合には、まずは日系企業で働いて、英語力やオーストラリアで働く経験を積んだ上で、現地企業に転職するのがいいでしょう。

自動車・製造業・商社

日本のメーカーの殆どは生産拠点は東南アジアなどのコストの安い国にあり、オーストラリアでは営業・販売拠点を持っています。

これらの拠点では、日本からの駐在員と現地採用日本人、現地オーストラリア人で構成されています。

有名な大手企業だと、キヤノン、三菱電機・富士フイルム・アサヒビール・日立・マエカワなどが進出しています。

主な求人は、営業部門となります。

IT・サービス

IT業種での日本人求人は、エンジニアが多いです。サーバーエンジニア、フロントエンドのアプリ開発、SE・SIなどの仕事です。

NTTコムICTソリューションズ、

一部WEBデザイン系の職種もありますが、求人数は少ないです。

専門的な経験が必要で、未経験からの応募はほとんどなく、年収も高いものが多いです。

金融

投資プロフェッショナル、国内外のM&Aや海外ファイナンス、ファンドマーケティング、海外事業投資、海外不動産ファイナンスなど、金融プロフェッショナルとしての求人があります。

また、みずほ銀行、東京三菱UFJ銀行、三井住友銀行、損保ジャパンなど日本国内の大規模都市銀行がカナダに支社を持っていて、現地採用の求人募集を出しています。

現地クライアントとの折衝のためにも金融分野のボキャブラリーを含めた、ビジネスレベル英語力が必須となります。

商社・貿易・サービス

三井物産、丸紅、三菱商事、住友商事、近鉄エクスプレス、ガリバーインターナショナルなどを始めとして商社・貿易・サービス関連の企業も多く進出しています。

これらの業種では、営業職・事務職・管理職・カスタマーサービス・コールセンターなど幅広い職種を募集しています。

飲食店・カフェ

日系の日本食レストランや寿司レストラン、カフェなどで日本人求人が多く出ています。

日系レストランでは、日本人ならではのおもてなしサービスを提供するために、ホールスタッフや店舗マネージャーに日本人を積極に採用する傾向があるようです。

また寿司レストランや和食レストランでは、シェフ・板前の求人も常に出ています。

飲食店の求人では、そこまで高いレベルの英語力が必要とされません。

ホテル・リゾート地スタッフ・観光

日系のホテルやリゾートの客室やレストランのスタッフなどでも日本人求人は多くあります。

また観光業でオフィススタッフを募集しているところもあります。

 

私が海外就職をしたときもそうでしたが、はじめの一歩はやはり海外就職に強い転職エージェントに無料登録をして、求人情報を集めるところからです。オーストラリアへの就職を目指す方はがんばってください!

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